大学の友人

大学時代、漫画サークルを友人と始めました。

 

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理系の大学に行っても、創作意欲はとどまることを知らず、せめてもの慰みとして、漫画サークルで細々と活動してました。
 
当時の自分の画力や発想は群を抜いており、周りから「どうしてそんな発想が出来るのか。羨ましい」と言われました。
 
漫画サークルと言っても、本気でそれで将来食ってこうという人間と、
趣味で描いて卒業後はサラリーマンと考える人は違うのは当たり前です。
 
後者が多い中、自分以外に一人だけ前者の友人がいました。
 
自分はその友人と一番仲良くやってました。
後者は遊び仲間にはなれても、同志にはなれません。
 
大学卒業時、自分は親から強力に県内に就職を強制されました。
泣きながら説得する母に自分は折れ、普通に県内に就職しました。
 
友人は東京に出て、絵の専門学校に進みました。
 
自分は社会人になり自活し伴侶を得て子宝に恵まれ、持ち家も新車も購入し、会社からの信頼も仕事のスキルも得ました。
 
友人は専門学校を中退しバイトをしながら絵を描き、同人イベントに出店し、10年後漫画家のアシスタントになりました。お金はなく兄弟と一緒に住みバイトもし、独り身です。
 
ある日、友人の同人誌を送って貰いました。
大学時代の自分など圧倒的に超えた画力の、綺麗に印刷所で製本されたものです。
 
正直、凄いと思い、ジェラシーもありました。
 
どちらが幸せなのかなど比べられる訳は有りません。
 
しかし、友人は夢を追いかけており
自分はチャレンジすら出来なかったという想いが常に心の片隅にあります。
 
大人になり責任のある立場になれば、諦めなければならないと人は言います。
 
そう思うように努力してます。
いつか、良い思い出として夢だった事を諦められる日が来るのかな。