自分がパニック障害を克服した4つの方法
自分は25歳ぐらいのときにパニック障害になり、
「予期不安」のせいで、発作が出るようになりました。
で、28歳ぐらいのときに、ほぼ完治しました。
自分の治し方をお伝えします。
1.まずは敵をしろう
今は、パニック障害とわかってますが、当時は
「この激しい不安と動悸は何なんだ!?」
という得体のしれないものに対する恐怖と不安感がありました(これで余計に不安になる)
まず敵を知りましょう。
パニック障害、自分の場合は「予期不安」が強かったのですが
これは不治の病ではありません。
脳の物質のセロトニンの分泌量が健康な人よりめっちゃ少ないってことです。
セロトニンとは、精神を安定させる脳内物質です。
パニック障害の発症の理由はいろいろあるでしょうが、
結局のところ、セロトニンが不足しているのが原因です。
脳の動きがうまくいってないだけ、というのはまず知りましょう。
2.薬を飲もう
自分は25,26ぐらいで発症しましたが、無知ゆえに精神科に通うという選択肢は思いつきませんでした。
28歳ぐらいになって、ようやく受診して、抗不安薬を処方されました。
デパス系です。
これを飲んだら、数分で今まで何年も苦しまされていた不安感がぶっ飛びました!
ある意味、奇跡的な瞬間であり、ある意味「最初からこれやっときゃ良かっただけやないか!」と思ったのを覚えてます。
デパスは依存性があるとか、精神科にいきにくいとか、根本原因を治さなきゃとか
思う人もいるかもですが、まずは薬のめ!と言いたいです。
ぎりぎりの状態なのに四の五の考えてたら苦しいだけです。
負のサイクルを変えるのです。
薬を飲む→精神が安定する→日常生活ができるようになる→仕事に行けるようになる→仕事ができる自信やスキルをつける→精神が安定する
こんなサイクルを回していけば、精神はどんどん安定していきます。
根本原因を除くとか、依存性を考えるのはそのあとです。
安定していない精神で、まともに物事は考えられません。
まずはまともに物事を考えられる余裕ができてから、次の課題に取り組むのです。
3.睡眠を取ろう
セロトニンは寝てる時にたくさん分泌されます。
多くのメンタルヘルスを病んでるひとは、不眠になってます。自分もでした。
しかし、睡眠時間を目いっぱいとるのです。
睡眠薬でもいい、アルコールでもいい、まずは寝てください。
6時間以上は寝てください。
睡眠薬飲んでも寝れなければ、もっと多く処方してもらって寝てください。
自分はやりたいことがたくさんあり、睡眠時間を削って、いろいろなことをしてきました。遊びやら勉強やら。
でも、それで精神を病んだら、遊びも勉強も効率が落ちに落ちて、結局なにもできません。
やりたいことはたくさんあるでしょう。でも長期計画でまず睡眠を取って治してからチャレンジするのです。
自分は寝てしまうと「この寝てる時間に勉強していれば、もっと知識がついて仕事で認められるはず」と思い、睡眠を削ってました。
これは本当でしょうか?スキルアップすることで将来が良くなると思っているのでしょうか?
実は、将来をよくするためじゃなく、「勉強してないと不安」だから勉強してたんです。セロトニン不足の不安が焦燥感になっていたのです。
人間、業務内だけでも十分食っていけます。自分がその例です。
寝ましょう。スキルアップは業務中にできます。業務中に集中して早く仕事を終わらせたりして、余裕を作り、その時間で勉強する道もあります。
焦り=不安です。正しいことをしてるつもりが、実は不安が焦燥感を呼び、過剰なスキルアップしろ!という観念に囚われてると知ってください。
4.できれば健康なパートナーを得よう
自分はこんな病んでる身でしたが、幸運にも伴侶を得ました。
で、妻と一緒に生活したことで驚くことがありました。
21時ぐらいに妻は寝てる!(笑)
睡眠時間を削ってでも自己研鑽を積まないと生きていけないと
思い込んでいた自分には衝撃的でした。
21時ぐらいに何の不安もなく寝る妻を見て、
「もしかして早寝してもいいんじゃないか」
という思いが芽生えました。
(今思うとおかしな考えに縛られてたんだなぁと思います・・・余裕のなさですね・・・)
自分はそこから生活リズムが妻に合っていき、
午前3時ぐらいにならないと寝れなかったのが、21時とか22時とかに寝られるようになりました。
要は、寝る不安が無くなったのです。
不眠は体質のせいじゃないと思います。
寝る不安があるせいだと思います。
寝るのは悪いんじゃなく、寝る不安が寝ることを邪魔してると知ってください。
寝るのは善いことだと知ってください。
(寝る子は育つ!は真理です!)
以上、誰か苦しんでる人に届きますように・・・。